横顔対談


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みやじ豚

対談者:Ω・$
2014年12月14日~

湘南の或る養豚場で将棋をさしながら・・・。

 

miyajipig

 

Ω:昔さ、よくNext Bodyに来てくれてたじゃない。それで今でも憶えているんだけど、山形合宿まで飛行機でかけつけてくれて、夜、一局さして、またあくる朝に豚の世話をしなきゃというので$は帰っちゃったでしょう? あのときの一局が忘れなくてさ。序盤は完璧なまでに俺が優位だったから、「いくらなんでもここから負けることはないな」とおもってたの。そしたら、

 

「う~ん、強いね。なかったことにしよう」

 

ってひとこと云って、あっという間に五分五分の局面になってしまった。氣がついたらリセットされて、本当になかったことになってた。何が起こったのか、まったくわからなかったよ。憶えてる?

 

 

$:あの合宿は伝説的だったからね。#さんもSさんもいらしたから、ぜひ自分もとおもって、豚を放ってでてきちゃった。あのときの将棋、憶えてるよ。あのままでは敗れるから、なかったことにしようかと(笑)。

 

 

Ω:いや、そこで将棋盤を卓袱台返ししちゃってなかったことというのならわかるけれど、こちらが注意を払っていたのに、あっという間に形勢逆転して敗けちゃった。以前さ、ξさん宅でふたりの息子と将棋&オセロを同時に打っていたのよ、『ブラックジャックによろしく』を読みながらね。それで両手でいっぺんに将棋とオセロを勝利した。えらくξさんは驚いていたけれど、俺、そんなに将棋弱くないのよ。将棋道場の道場主、倒して遊んでいたくらいだから。それが、あんなに呆氣なく敗れるなんて、なんか清々しかったな。その強さは、やっぱりみやじ豚のおかげ?

 

 

$:Ωは攻めは強いけど、守りがね(笑)。

うちの豚、美味しいでしょう?

 

 

Ω:美味い!俺は最初に$のところの豚だと知らなくて、銀座のイタリア料理屋で食べたのだけれど、あの旨さは記憶に残っているよ。(周辺をきょろきょろしながら)、これでも養豚場としては広いほうなんだよね? 俺は縄文時代から弥生時代にかけて、人類も養豚化されたんじゃないかという少数派の視点の持ち主だから、豚肉そのものよりも方法養豚に興味がある。昔、ISIS編集学校で『野豚遁走曲』という短編を発表したら、よい意味でも悪い意味でも話題になってね。野生の猪を豚にしておきながら、その豚を上質に育てるというなんとも云えぬさじ加減が、本当によいとおもう。

merumaga

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